コンクールレッスン、生徒たちの成長

Le Studio、講師の服部えこです。

なかなか梅雨が明けませんね。皆様お変わりありませんか?

Le Studioでは通常クラスに加えてコンクールレッスンも開講されています。

8月に予定されているラ・クラシック全国プレバレエコンクールを目指して、出場予定の生徒たちが課題曲の練習に励んでいます。

課題曲という一つの踊りを繰り返し練習していると「先週は出来なかったステップができるようになっている!」という驚きが多々あり、子供たちの成長の速さや可能性に驚かされる私たちです。

ポアントで出場するジュニアAの生徒たちはちょっと難しいステップに挑戦中です。実はこれ、私も彼女たちくらいの年齢の時にすごくすごく苦労したパなのですが。。。ドン・キホーテ3幕のキトリのヴァリエーションのラストに出てくるようなポアントのまま進んでいくステップです。(あれとは少し違うのですが)

ポアントを履き始めたと思ったら自粛期間に入り、ブランクもあり体力も落ちていたりするのですが、逆にこのタイミングでコンクールがあることで目標を持って体を作っていくとても良い機会だと思います。

ポアントで踊ることに慣れつつ、上半身や指先、首の角度など細かいニュアンスも拘れるようになれたら良いね!

先日藍衣先生がお話しされていたのですが、「自分の心持ちをどうコントロールしていくのか」ということも講師が導いていくことだと。

これは私自身も耳が痛いお話で、なんとなく調子が悪かったり、バレエ以外のことでも心に引っかかる問題があったり。。人間ですからみんないろいろな状況の中で踊りと向き合っていますよね。

特に年齢が上がりお姉さんになってくると、「失敗してはいけない!」とか「出来ない姿を見せたくない」とか、性格にも左右されますが自意識だったり責任感だったり。。様々な思いを持っていたりするようです。そういう多感な時期を通り過ぎて久しい大人からすると、出来なくても恥ずかしがることはない!練習して出来るようになろうよ!大丈夫!と思ってしまいがちなのですが、一度立ち止まって彼女たちの気持ちに寄り添うことも大切だなと思う今日この頃です。

先日コンクールの個人レッスンをした時に動画を撮影して、生徒と一緒に見てみました。食らいつくように動画に見入っている生徒の姿は新鮮で、彼女の責任感の強さや真面目さを見た気がします。自分を客観的に見ることも大切ですね。

真剣になりすぎて目線が落ちると、踊りそのものも自分の内側に留まってしまうのかも。持ち前の真面目さも大切に、お客様に「魅せる」訓練もしていきましょう!

また、ここ最近藍衣先生のパーソナルレッスンを見学させていただく機会にも何度か恵まれており、ラッキーな体験をしています。脊椎のカーブの方向が違ってしまったり、肩甲骨がうまく動いていなかったり、そういう事が起因して表面的に動きの悪さとして出て来ます。面白いです。

先日はヴァリエーションを練習している生徒さんのパーソナルを見学させていただいたのですが、ポーズそのものではなくその前の踏み切りのプリエの重心を少し直しただけでとてもとても綺麗なポーズに入れるようになっていました。

最近のジュニアAクラス。新しい仲間が増えたりして生徒同士でも刺激しあってお稽古しています。デリエールもさることながら、軸足の重心の位置が気になります。。。

一口に「基礎が大事」と言うのは簡単なのですが、「その基礎って何?」と学び直すことはとても重要で、何よりとても面白い!日々勉強させていただき、一つ一つ生徒たちに伝えていこうと思います。

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