こんにちは。
Le Studio 講師の服部えこです。
緊急事態宣言が解除され、皆様の生活も新しい形で動き出しているのかなと想像しております。私自身も宣言前とそっくりそのままでは無いものの、2ヶ月ぶりのスタジオを楽しんでおります。
さて、今日は自粛期間中に開講されていたオンラインレッスンについてお話ししようと思います。
オンラインレッスンは実はいくつかののクラスに細分化されています!
・エンジェル、キッズ、プレジュニア、ジュニア、ジュニアB、ジュニアAのそれぞれのクラス
・大人バレエの皆様とジュニアAが対象のバレエ基礎、バレエコンディショニング、バー・オ・ソル、ピラティス、バレエストレッチ
またこれ以外にも、Ai Ballet Academyによる解剖学ワークショップにも参加する生徒が多く見られました。
私はジュニアAクラスと大人オープン(バレエ基礎、バレエストレッチ)を担当させていただきましたが、解剖学ワークショップも受講させていただいていたため、割と頻繁に生徒たちと画面越しに会うことが出来て充実した期間となっていました。
そしてその画面越しにはっきり伝わってきたのは、生徒たちの表情の違いです。藍衣先生のバレエコンディショニングクラスの後に私がバトンを受け取る形でバレエ基礎を行った日などは、生徒たちの顔が明らかにキリッとしているというか、頭の中がクリアなだろうなと感じる表情をしています。
そして実際お稽古を初めてみると、やっぱり体もクリアにキリッとしているのです。
以前指導者ワークショップを受講した際に、人間の体の骨が出来上がる(骨化する)時期や脳と体の神経がしっかり繋がる時期というのが意外と遅いというか、大人になってからなんだなと思ったことがあります。
⭐︎指導者ワークショップの様子はこちらから→http://la-classique.jp/workshop/2020winter/teacher.html
確かに私も頭と体がちょっと繋がったかも?と感じたのは20歳を過ぎてからだったように思います。(まだまだ繋がる余地はありそうですが。。。急がなきゃ。。)
なので、生徒たちの体が出来上がるまではまだ歳月が必要ではあるのですが、頭が柔らかい時期に解剖学的な情報を吸収しやすい表現で学ぶことは今後バレエを踊っていく過程で大きく作用するのだろうなと思うのです。
また、先日久しぶりにスタジオでお会いしたお母様は
「画面越しで先生を見ることで、色々なことがクローズアップされて見えるので新たな発見がありました!」
とお話しくださいました。
いつもはスタジオという大きな空間で捉えているものをzoomの区切られた小さな四角の中に入れたことで、目線も意識も集中するのですね。
「彩先生の爪先がすごかった!人の足ってあんなふうに動くんだ!」
現役ダンサーである彩先生の足をクローズアップで見られるなんて、なかなか贅沢な機会ですよ^^
もちろんバレエはスタジオで同じ空間の中でお稽古するものです。それは確かに譲れない部分ではありますが、どうしてもスタジオに行かれない時、「バレエを学ぶ」「体を学ぶ」ことをストップしない方法はあるのですね。スタジオレッスンのプラスアルファとして、今後も活躍しそうなオンラインレッスンです。
私が小学生のころ、バレエはまだ気合と根性で頑張るものでした。解剖学に目を向ける先生もきっといらっしゃったのでしょうが数は大変少なく、ターンアウトは力尽くでするもの。無理やり開いていればいつか開く!と本当に言われていました。
気合いと根性は必要です。それは変わりません。でも「開く」「伸ばす」をどう伝えるのか、指導する側が表現を工夫することで子供たちは驚くほどの勢いで吸収して成長していくんだなと実感させられた自粛期間でした。
生徒たちが健やかに踊っていかれるように、私も表現の引き出しを増やしていこうと決意したのでした。
次回ブログではスタジオ再開の様子をお話ししたいと思っております。
皆様引き続きお身体ご自愛くださいませ。
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